こんにちは。
宮城は米どころ、そしてコメと言ったら美味しいご飯のお供ですね!
と、突然なにを言い出したかと思った方もいるでしょう。
今回は宮城を代表するご飯のお供、「しそ巻き」について書いていこうと思います。
宮城のご飯のお供、しそ巻き
しそ巻きとは
しそ巻きとは昔からある隠れた宮城名物の一つで、くるみやごまがたっぷり入った仙台味噌をしその葉で包み、油でカリッと揚げたものです。
一本が単三電池、単四電池くらいの大きさで、お店で販売されている形では10本入りや、複数本串刺しが5本or10本という売り方がよく見かけます。
また、家庭料理として家で自家製のしそ巻きを作る家庭もあります。
一口しそ巻きをかじって、白いご飯が欲しくなって、そしてまたしそ巻きをかじって…のエンドレスです。
これが本当の、「ご飯が止まらない!」なのです
日常になじみすぎて取り上げられる機会があまりないように感じました。
たまに、テレビで見かけるかな?というくらい。
テレビで「宮城名物!」という華があるものとして取り上げるものというインパクトがあるものというより、家庭にある味と言ったほうが近いと思います
通常保存で1−2週間、冷凍保存すると1−2ヶ月(電子レンジ、または常温解凍で1時間程度)保存することができます。
長く美味しさを楽しむことができるというところも、良いですね。
ちょっと前に、全国番組のZIPで取り上げられたよね
「朝ごはんジャーニー」で、全国の朝ごはんのお供を紹介するコーナーだったね
しそ巻きの作り方
普通に売られているシソの葉よりも大きなシソの葉にはちみつやくるみ、ごまなどを混ぜた仙台味噌をたっぷりとのせ、くるんでいきます。
その地域や家庭によって甘め辛め、クルミが多いなどそれぞれ個性が見られて面白いのです。ここで長年のしそ巻き作りの熟練の技が見て取れます。
ちなみに、家庭料理として作るときのコツは、味噌は気持ち硬めに(細長い形を作りやすい)、そして味噌に入れるくるみやゴマなどの具は細かめにするとしその葉に巻きやすいです。
家庭料理としてしそ巻きを作る場合のレシピはクックパッドでも紹介されています。
それぞれの味があって、家庭の味って感じ!
しそ巻きの歴史
しそ巻きの歴史は意外と長いもので、伊達政宗が伊達藩を治めていた時代までさかのぼります。
当時から仙台で作る赤味噌の辛味と宮城の豆の旨味が凝縮された「仙台味噌」は特産品としても知られる赤味噌で、これを活用した料理を作るよう伊達政宗が命じたのが始まりとの説があります。
こちら様々なメーカーや味で出ているしそ巻きですが、仙台駅内「食材王国みやぎ」をはじめとするお土産屋さんの惣菜コーナーでで販売されています。
焼きしそ巻き
焼いちゃうの?!焼きしそ巻き
通常は味噌を包んだしそをパリッとあげて、その香ばしさも楽しむものなのですが、今回わたしが目にしたのは「焼き」しそ巻き!
くるみや蜂蜜が入った味噌をしそで巻くところまではおなじですが、なんとこれを油で揚げるのではなく焼きます。
焼きしそ巻きとは
焼きしそ巻きとは仙台味噌を国産大葉で巻いて、分厚い鉄板の上で転がしながら焼いていく製法で作られたものです。
(こちらも上記の「食材王国みやぎ」で販売されています)
実際に焼きしそ巻きを食べてみた、そのお味は?
私も長年宮城にいて、何度となくしそ巻きは食べてきましたが、「焼き」しそ巻きは初めてでした。
食感としては、通常の揚げたしそ巻きよりはすこししっとりした食感。
けれどもしっかりと鉄板で焼き上げているため大葉の香ばしさはあります。しっとりとパリっとの間のような食感でした。
中の味噌は蜂蜜が多めなのか、仙台味噌のからさの中に気持ち甘めな風味があって美味しかったです。
どちらも優劣つけられません。どちらのしそ巻きもおいしいので、両方買って食べ比べしてみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
・くるみやゴマなどを入れた味噌をしその葉で巻いて揚げた郷土料理=しそ巻き
・しそ巻きの歴史は長く、仙台藩自慢の味噌を活かす調理法として伊達政宗の時代からあったご飯のお供
・基本は「揚げ」でパリっとしその葉が香ばしいのもおいしいが、焼いてしっとりした食感もたまらない
ご飯のお供として大活躍するしそ巻き。
名物として華があり、目立つような存在ではないのですが、宮城のおいしい白いご飯に絶対に合うので、見つけたら是非買ってみてください。
もう一本、もう一本とつい手が伸びてしまう美味しさです。
ご覧頂きありがとうございました。
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