こんにちは。
9/4(木)の22:00からテレビ東京
「たけしのニッポンのミカタ」で
「昭和レトロ飯!
超絶ウマい町中華の伝説メニュー」
が登場します。
町中華、いいですよね〜
よくお得なセットで
「半分のラーメンと半分チャーハンのセット」や
「半ライス追加のラーメン」
などは聞くことが多いですが、
「半ナシ」は聞いたことある方
少ないのではないでしょうか?
この「半ナシ」を出しているのが
東京の「幸楽」(味の幸楽)
というお店です。
「半ナシ」とは「半分ナシゴレン」
という意味ですが、
どうしてラーメン屋で
ナシゴレンが生まれたのでしょうか?
それを生み出した、
気になる店主について、
そしてなぜ半ナシや
その他の名物ができたか、
追っていきたいとおもいます。
小林賢吉
プロフィール
名前 小林賢吉(こばやしけんきち
生年月日 不明
年齢 76歳(2020年5月時点)
職業 中華屋「幸楽」店主
結婚 既婚(妻 さち子さん)
生年月日は調査しましたが不明でした。
また2020年5月時点で76歳ということで、この年で現役バリバリというのは、本当体力面でも精神面でも驚くべきものがあります。
半ナシゴレン
ナシゴレンとは
ナシゴレンとは、もともと
インドネシアやマレーシアの
伝統的な焼き飯です。
インドネシアの定番料理である
ナシゴレンは、
チリソースとナンプラーで
仕立てるのが一般的で酸っぱさ
と隠し味の甘さが共存しています。
中華屋でナシゴレンをだしたきっかけ
中華屋さんでなぜマレーシア料理?!
となりますよね。
その理由は、上野で修行を積んでいた時代まで遡ります。
当時お客さんとして来ていた
インドネシア人に
ナシゴレンという食べ物を
教えてもらったと同時に、
故郷の味であるナシゴレンを
日本で食べたいと言われたそうです。
インドネシアに行ったことも、
ナシゴレンという料理も
食べたことない小林さんは
最初はシンプルな
ケチャップライスを作りました。
しかし、「これではない!」と、
独自で研究を重ねた小林さん。
当時日本では珍しいメニューであるナシゴレンの研究を重ねました。
中華屋らしさもありながら、
ナシゴレンでもある
オリジナルにナシゴレンを目指して
研究していきました。
小林さんのつくるナシゴレンには粉山椒やニンニク、一味などがはいっていて、しっとりとした食感の後にピリッと辛いスパイスが香り、コク深い味わいが広がります。
ここのナシゴレンのベースは意外なことに、ケチャップです。
そこへ、粉山椒、ニンニク、一味、スープを入れます。
ポイントはあえて2〜3日寝かせて味をなじませることだそうです。
名物は半ナシだけじゃない!
豆腐丼
中華屋なので、出汁がきいている
丁寧につくりこまれたラーメンが
おいしいのはもちろんです。
しかし、ここの名物はもう一つあります。
その名も「豆腐丼」!
40年くらい前、
奥さんと池袋の町を歩いていた時に、
ある料理屋の店先のサンプルに
「豆腐のうま煮」というのが
ありました。
この豆腐の旨煮を実際には
食べていないものの、
「ご飯にかけてみたらどうだろうか」
と想像して開発したのが、
豆腐丼です。
中華鍋に豆腐、
ネギの青い部分の千切り、
ひき肉が入り、そこへ
スープを入れています。
そこにさらににんにく、ラー油、粉山椒、醤油、塩などを入れます。
これは麻婆豆腐丼では…
という疑問も出て来ますが、
昔から豆腐丼という名前で
やってきたことで、
今もその名前で続けているとのことです。
また、ライスと麻婆豆腐を
別々に頼むと800円、
豆腐丼として頼むと700円
というのは洗い物が
少なくて済むというのが、
またユニークな理由ですね。
分量は計らずぱぱっと手早く
作ってしまうその素早さは
みごとなものです。
長年のカンでいつも同じ
美味しい味を提供する、
まさに長年の修行で培った技の、
中華のプロですね。
幸楽(味の幸楽)
店舗情報
住所:東京都台東区小島2-1-3
電話番号:03-3869-5900
営業時間:11:00~15:00 17:00~20:00(夏季と火曜日、木曜日は昼のみ)
休日:土曜日、日曜日、祝日
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